チャリ旅 坂東三十三観音

坂東三十三観音を自転車で巡礼する記録です。コース設定や自転車旅ならではのツボなどを盛り込んでゆきたいと思います。

自転車リペア(2) モンベルフロントバック

定番アイテムですが、

モンベルフロントバックを使っています。

フロントバックなので、ハンドルに着けるのが本来の使い方です。


しかし、少し工夫すればサドルの下に着けることもできます。


でも、サドルの下に着ける時は、

しっかり固定しないとマズいことになります。


すぐに気が付けばよいのですが、

私の場合はしばらく気づきませんでした。


「なぜだ?坂でもないのに自転車が重くなったぞ?」

「ギアが何かの拍子で変わったか?」

「チェーンが何かを巻き込んだか?」

と疑問を感じながらも、自転車を走らせたまま、

足回りを目視したものの

「異常ないなぁ~、何だろう?」

としばらく走らせたが状況が変わらないので

「面倒くさいけど止まるか。」

と自転車を降りて気づきました。


サドルの下に固定していた筈のバックの片方のベルトが緩んで

後輪と接触していました。

バックの接触部を触ると熱いです。


摩擦熱で溶けていました。


このバックは中にプラ板が入っているので、この程度の穴は

実用上は全く問題なく使えますが、なんとなく悲しい穴なので

今回修理することにしました。


修理と言っても穴の上に生地を張って見えないようにするだけです。

材料はDAISOのランチョンマットの色が近いと思い買ってみました。

実際は色が違ってましたが、良しとして作業に入ります。


まずは、バックの中からプラ板を出します。

少し硬いですが、バックを左右よじりながらやればプラ板は

引き出せます。このプラ板はかなり厚めです。

この厚みなら、仮にバックが走行中に落下しても

中身が軽いものなら守られると思います。


モンベルのこだわりに関心しつつ作業をすすめます。


ここから実際の直しの作業に入りますが、直し方はお好みです。

穴の周辺だけに生地を貼るもよし、少し広めに貼るもよし。

私は下図の指で示した範囲に生地を貼ることにしました。

万一また摩擦事故が起きてもカバー範囲が広いので大丈夫と

思ったからです。


これも好みですが、このバックはハンドルに着けるよりも

サドル下に着けた方が断然かっこいいと思います(個人の感想)。

貼るべき範囲を測ってランチョンマットを切ります。

四隅は折り返して縫っておかないとほつれます。

面倒ですがここはしっかり縫います。

四隅の縫いが終わったら、いよいよ装着です。

マチ針で固定するとこんな風になります。

バックの色と生地の色が確かに違いますが、

違和感をおぼえるほどひどい違いでもないと判断。

バックを裏返して縫い始めたら、問題が発生しました。

当初考えていたサイズで縫うと、プラ板を固定する生地と

干渉してしまいます。最悪プラ板が装着できなくなる可能性も

あるので、予定を急きょ変更しました。


生地の4辺を縫うのではなく、3辺のみにして、プラ板固定の

生地の部分は縫わないことにしました。

こうすることで、単なる生地貼りではなくポケットになります。

非常に行き当たりばったりですが、結果オーライです。

3辺を縫いすすめると、いい感じにポケットができました。

指が4本くらい隠れる感じです。


たいしたモノは入らないと思いますが、

薄いモノなら入りそうです。


例えば、ここにプラ板を入れれば摩擦事故があっても

バック本体は痛めることはないと思います。


同じ穴をあけてしまった皆さま、お試しあれ。